マルチ商法(MLM)のビジネスとレバレッジ

投資に関係の無い話ですが、マルチ商法が耳に入ったので紹介します。
多くの成功者は言います。
お金持ちになりたければ「レバレッジ」を掛けなさいと。
お金のレバレッジ(借金)
人のレバレッジ(例えば従業員を雇う)
しかし、レバレッジを効かせたはずのサブプライムローンシステムは「不動産の価値が下がっていく」ことにより破綻しました。
「レバレッジで資本より沢山のお金を稼ぐ」ということは、「F1レーサーが24時間耐久レースを事故無く運転し、優勝するようなものだ」と言う事に気づいてなかったのでしょう。
大きくレバレッジを掛ければ、失敗した時の結果はその2乗に比例して悲惨なものなのです(レースならレーサーの死と莫大な車両開発費損失、ですね)。
前置きは長くなりましたが、マルチレベルマーケティングでお金を稼ぐのにも、そのレバレッジ理論が適用されます。
数人のラインで、少しずつ消耗品を買っているだけだとプラスにならない。
それではビジネス(お金儲け?)足りえません。
そこで、お金儲けとして成立させるには二つの方向が考えられます。
買い込む。買い込ませる。(ボーナスシステム的レバレッジ対策)
ダウンを増やす。(マルチの本質的レバレッジ対策)
若しくはこの複合ですね。
2だけの場合、ヒューマンコミュニケーション・ヒューマンリレーションの常で、組織が大きくなればなる程、不定要素が絡んできて組織維持が難しくなります。
そこで、リーダーにカリスマ性を付けるのと、余計な知識・方向性のブレを持たせないようマインドコントロールが必要です。 というか、そうでもしないとモチベーションというものは続かないものなのです。それが組織論です。
1なんかは何をしようとしているのやら。
普通の会社組織などでは、2のようなマインドコントロールが必要ありません。
個人的な仕事に対する動機付けで、普通の組織は維持できるからです。
自分に期待されるより少し上の目標を目指し、勤勉に働いていれば毎月給料が入ってきます。生活できるぐらいは。
さて、1と2を行うことが一般的な「ビジネス」と言えるのかどうか、普通に考えれば判る事でしょう。
過剰なレバレッジ(人的・金銭的)を効かせれば、一時的に収入が増えるかもしれないが、その土台は非常に脆弱です。
外部からの攻撃(アンチ、マスコミ、経産省、他マルチ会社)にも晒されるし、人心は揺るぎやすいので内部崩壊の危機もある。
その中で良い意味・悪い意味においても「ビジネス」をやっていると言えるのは、マルチ会社の上層部・外部DTシステムのトップ層しかいません。
いわゆる確信犯と言うヤツです。
ヤクザの幹部と同じです。
下っ端は常にシノギを考え、上納金を納めなければならない。
将来は肩で風切って街を歩く幹部となる為に・・・
でも才能の無いものは鉄砲玉で一生を終える訳です。
比して、普通の会社組織というものは、各雇用者において、劇的な収入増が見込めない代わりに、安定的な組織維持、緩い組織帰属意識による精神的な安定があるのです。
敵はライバル会社と自分の怠け癖だけですしね(昇進命な方は、社内ライバルも?)。
いい加減、こんな簡単なトリックに気付いても良さそうなもんですけれど、そこがマインドコントロールの怖い所です。 最初からマニュアル的に目を逸らされている、自分たちが常に正しい、カリスマリーダーは間違った事を言わない、と刷り込まれていますからね。
全国各地でマルチは信仰宗教集団と同じと言う話題が上がるには、ここら辺のところがあります。
MLMの根本が揺らいでいるわけですから、DTさん達も洗脳されずにアップの話を鵜呑みにしないで自分の頭で考え直して欲しいものです。
「マルチで儲ける為には、F1レーサー並みの才能が必要なんですよ。そして人の心を捨てる事も必要です。F1レーサー並みの商才があると自負するなら、普通の商売をしてください。」
ネットワークビジネスで権利的収入を手に入れるのは、まぁ無理です。
次回、その他の記事は【MLM社、300社500万人の会員からの統計データ】を書きます。
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